納豆の豆知識 その11
糸引き納豆・寺納豆・挽きわり納豆などの納豆の種類
富士納豆製造所で生産しているのは糸引き納豆で、最も一般的な納豆です。
糸引き納豆以外の納豆としては寺納豆があり、こちらは唐に留学していた僧侶が作り方を学んで日本で広まったものですね。
日本の納豆の始まりはこの寺納豆だったのですが、現在では生産量もさほど多くはありません。
糸引き納豆の方は製法によってさらに3つに分けられ、我々が一般的に食べているものは丸大豆納豆ですね。
挽きわり納豆は大豆を炒ってから石臼で挽き、皮を取り除いて納豆を作るので味がだいぶ異なっています。
五斗納豆は挽きわり納豆の完成品をさらに麹と塩で発酵させたもので、五斗(およそ90リットル)の樽で作られたことから五斗納豆と名付けられました。
山形県の米沢地方に伝わっている郷土食であり、現在でも米沢地方で作られていて「雪割納豆」の名前で販売されていますよ。
他に大豆が小粒か大粒かその中間か、あるいは黒豆や青豆を使うかなど豆によって種類が分けられることもありますね。